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旅行時期:2016年8月
旅行先:白頭山

中国駐在時代からずっと行きたくて実現しなかった白頭山。ツアーが出ると
いうので、跳びつきました。来年も同じツアーが出る保証がなく、行ける時に
行っておくのが北朝鮮ですから。
JSさんからの申し込みは結局1人だったので、単価の高い旅でしたが、
国際旅行社の案内員さんも「こんな好天気はない。」というくらい、幸運な天気でした。
平壌のような都会ではないため、ホテルや食事も質素ですが、アジアの他の
国に行っても、田舎の観光地はそんなもの。全く気にはなりませんでした。
むしろ、「こんな山奥なのに、こんなに料理を作ってくれて。」と思うくらい
心を込めて作って下さっているのが伝わってきました。
日本人客は自分ひとりでしたが、欧米人の20人ほどのツアーと一緒になり、
貴重だったのは英語組の案内員さん達とも仲良くなったこと。
白頭山頂で「Korea Japan Friendship!」と言って一緒に写真に入ってくれたのは
うれしかったな。自分の田舎(九州)には昔炭鉱があって、そこで働いて
亡くなった朝鮮人の慰霊碑があり、慰霊碑と朝鮮語表記のある説明板の写真を
見せたら、この人はちゃんと朝鮮のことを勉強しているなと一目おいてくれるように
なったような気がしました。

平壌では鉄道博物館見学を希望したのですが、改修中とのことで、代わりに
「三大革命事跡博物館」の重工業館に付設する鉄道車両展示場を見学することに
なりました。夕方近くに白頭山から平壌に着いた後に行く事が決まったのですが、
重工業館に着くとちょっと待たされました。しばらくすると説明員の女性が
きれいな民族服で現れて、来るというので慌てて着替えてくれたんだなと納得。
重工業館も一通り説明して下さり、自分の勤務先にも重電部門があるので、
これはこれで非常に興味深いものでした。

最終日は夕食後に大同江ビールフェスティバルに連れて行って頂きました。
次々にビールを運んでいく「デドンガンガール」や、現地の人が食べている
ものを覗き込んだり、相当アルコールが入って気分がハイになっている人を見ると、
おんなじ庶民なんだと親近感がにわかにズームアップ。こういう姿を見せて
くれるようになったことも時代の変化でしょうか。
これから国民生活が豊かになっていく兆しを見ました。


北朝鮮に一人旅というとしっかり保護されて窮屈な旅だという印象が強いし、
実際、常に案内員さんの目を気にしないといけないのですが、
1.専属のガイドと通訳と車がついてくれる
2.自分の興味で行きたい所の希望が出せる
3.全く自分のペースで移動ができる
と思うとこんな贅沢なことはなく、ちょっと味を占めてしまいました。

夏にしか行けない白頭山に、夏にしか開催してないビールフェスティバル。
夏を満喫するには北朝鮮は穴場ですよ。


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