金剛山
朝鮮東海岸の中部に位置する朝鮮の名山、世界的な名山である。
標高1639m、東西40㎞、南北60㎞の広域を占める。
金剛山の呼び名は季節によりいろいろだが、
春には輝く宝石にたとえ「金剛山」
夏には神仙が好んで訪れたと言ういわれから「蓬菜山」
秋には紅葉に染まり山果が実ることから「楓岳山」
冬には白雪と奇岩怪石が対照を表すことから「皆骨山」と呼ばれる。
金剛山は100万年の長久な歳月の流れとともに岩の風化と侵蝕、断層と亀裂に沿って削り刻まれた鋸の歯のような
「一万二千」峰と千姿万態の奇岩怪石、石門、石窟、絶壁と滝、渓谷と潭沼などが形成された。
金剛山の自然景観が多様の如く、動植物相もやはり多様である。
獣類は約40種、鳥類130種、爬虫類9種、両生類10種、魚類30種が棲息し、植物2,250余種、特産植物100余種が繁殖する。
金剛山は外金剛、内金剛、海金剛、別金剛に大別される。