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旅行期間:2019年4月29日~5月6日
今回は大型連休を活用し、千里馬速度の旅をプランしてもらう。
届いた工程表にはかつて無いほどに朝鮮を巡る旅程が組み上がっていた。

1日目 朝鮮入国 平壌へ
前日の北京空港到着が4時間遅れたため、高麗航空の出発が遅れないか心配だったが定刻通りに到着。
平壌空港でいつも通りの検査を終え無事ガイド同志と合流。

余計な荷物を減らしたためか今までよりも検査が緩かった気がする。

旅路を共にするガイド同志は前回一緒に朝鮮を巡った金順英(キム・スニョン)同志と4月にKITCに就職した宴龍進(ヨン・リョンジン)同志

まずは外国書店で軽く買い物し、光復地区のKITCレストランで夕食。

宿泊先は昨年の秋に日本の大学生が事件をおこして日本人の利用停止になっていた高麗ホテルだった。
入ってすぐのホテルのモニュメントがパワーアップしLEDでライトアップされていた。

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2日目 開城見物

朝から開城に向かう。
今回の旅の友は中国製の乗用車で快適な道のりだった。
板門店は非常に混雑していたが見学はガイド同志の配慮により西洋系グループと同伴させてもらえたため静かに見学をすることが出来た。
ここでJS WALKERに載っていた軍人さんに逢えたため持っていたJS WALKERを進呈。
ついでに煙草も召し上げられた。(笑)

昼食は飯床器(パンサンギ)と参鶏湯(サムゲタン)これは一人では量が多すぎで参鶏湯は2~3人くらいでシェアした方が良いと思う。
依然とメニューが変わっていた。

平壌に帰る途中、観光スタンプのポイントになっている高麗成均館と朴淵の滝に立ち寄る。
残念ながら観光スタンプが無かった。

今回の車は性能が良く、かなり早く平壌に戻ってくることが出来たため祖国統一三大憲章を見学

切手博物館で絵はがきと切手セットを購入し、博物館の1階のレストランで早めの夕食。

両江(リャンガン)ホテル
外観は小綺麗だが室内も問題なし。
ベランダあったがドアの建て付けが悪いのか外に出ることが出来なかった。
浴槽は無くシャワーのみだった。お湯が出る時間帯に制限があるので確認してお湯が出るうちに早めに使った方がよさそう。
エアコンが完備されていたが泊まった部屋にはリモコンが無かった。
他のホテルと同様、電圧は220Vだがコンセントは日本の物がそのまま使えた。
朝食は中国人向けの定食形式だった。

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3日目 メーデー

大城山にある広法寺に立ち寄るのはこれで3回目。
もはや住職からも覚えられてしまった。
せっかく来たので他の日本人観光客と一緒に参拝。

続いて大城山遊戯場に向かう。
南門の前のサッカー場では人民がバレーボールや各種ゲームを楽しんでいた。

遊園地も祝日ということもあり大変混んでいたがウォータースライダー、モノレール、ジェットコースターを体験。
古めの遊具が多いため青年公園や万景台よりも派手さはないものの古いことからくる不安感で恐怖MAXを堪能できた。

昼食は高麗ホテル1Fのレストランで犬鍋を食べた。
朝鮮で犬鍋を食べたのはこれで4軒目。

昼食後、牡丹峰を散策。
皆がガスコンロやカラオケセットを持ち込み日本のお花見会場のような大混雑だった。
人民の普段の表情を垣間見ることが出来た。

散策ののち、芸術公園が行われる東平壌大劇場に向かう途中、運転手同志が交通違反でつかまってしまう。
10分ほどで保釈されたがどうなることやらとドキドキしたが、ある意味で貴重な体験だった。
結局何が違反だったか分からなかったが今回の運転手同志は運転が荒いので少し安全運転して貰いたいものだ。

万寿台芸術劇団の音楽公演が行われる東平壌大劇場は入ってすぐの吹き抜けのスペースにある巨大なウルリムの滝の壁画が印象的で人民も記念撮影をしていた。
公演はテレビの撮影スタッフも来ていて朝鮮一の人気歌手キム・ウンサムが出てきたときには会場のどよめきがすごかった。

公演が終わってから本日の宿泊先がある龍岡温泉館に向かう。
途中からは舗装もされていないのどかな田園地帯を進む。

宿泊先は、コテージタイプの部屋を予約していたようだが最近増築された新館に変更になっていた綺麗な部屋だったのでとてもよかった。
コンセントは日本のものがそのまま使えるが、お風呂のお湯が出る時間が18時から19時までと短かったが、翌朝7時からもお湯が出た。
ラドン温泉で海水のようにしょっぱい温泉でものすごく熱かった。

時間外は公衆浴場があるが水着を借りて入るらしい。
見に行けばよかったと後悔。

暗くなりコテージの横でハマグリのガソリン焼きを体験。
特にガソリン臭さがあるわけでもなくしっかりと火が通っていた。
横ではカラオケを堪能する人民たちが盛り上がっていた。

食事は本館でバイキング形式だった。

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4日目 南浦見学

南浦にある西海閘門に行く。
南浦で撮影禁止の場所があるとネットでは噂されていたが検問の前後以外は特に撮影制限は無かった。
残念ながら旋回橋が動いているところを見ることはできなかったが、制裁をうけているとは思えないほど多くの船が行き交っているのが印象的だった。
この日も綺麗に晴れ渡っていた。

平壌に戻り平壌地下鉄に乗車。
凱旋駅が大幅リニューアルされたようだが今回はあえて今まで行ったことの無い烽火駅(ポンファ)まで乗車。
今までの駅と比べると若干地味だが主席の壁画もあり長いエスカレータも健在だった。

昼食は玉流館で冷麺を食べる。
メーデーの翌日ということもあり外国人向けのみ営業していたが非常に混雑していた。

食後、玉流館の周辺を散歩する。
今回は、普段通過するだけの大同門を近くからゆっくり見つつ大同江の川沿いをリクエスト。
遊覧船で結婚式の撮影風景や、思想塔を見ながら佇むカップルなどもいた。
意外と何でもありな国だと思う。

鉄道事跡館
以前も訪れていたが今回は別なルートを見学させてもらったため新しい朝鮮の鉄道の歴史を学ぶことが出来た。
笑顔の金日成主席が幼女を抱きかかえている写真が特に印象的だったが、この幼女は将来鉄道関係の要職についたらしい。
しかも、平壌市内にある壁画のモデルになっていた。

戦勝革命事跡地
牡丹峰の麓にあり目の前には黎明通の超高層ビルが見えるところに戦争当時の激しい爆撃の中過ごしたという地下洞窟や施設が残されていた。

万景台学生少年宮殿
ステージ見学のために立ち寄る。
この日はスケジュールが押していたため早足での見学となった。
ステージ発表は昨年とは構成が大幅に変更になり今年になって公開された新曲も演目に入っていた。
これは何度も行っても飽きないのでまた行ってみようかと思った。

青年ホテル
1984年に出来たホテルでだが外観は古臭く見えるホテルだった。
客室内は小綺麗でシャワーのみ設置されていて深夜早朝は利用出来ないが温かいお湯も使うことができた。
日本のコンセントそのまま利用可能。
食堂は3階の宴会場でバイキング形式だったがメニューは少なめで中国人向けのものが多かった。
ホテルの内装は落ち着いていて悪くは無いホテルだと思う。

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5日目 妙香山見学

国際親善展覧館
時間がなかったため一部分のみの見学となった。
今回は日本、アメリカ、ソ連の展示を見た。
最後に特別機(IL-14)を見学し最後に機内も見ることができた。
写真撮影禁止なのが惜しかった。

国宝の普賢寺の周囲は自然が多く庭園が綺麗だった。

香山ホテル
香山ホテルは山の中に佇む大きなホテルで昼食のため立ち寄った。
最上階には回転レストランも設置されていた。
あまり時間が無かったので外観を少し見ただけだが次回はこのホテルにも泊まってみたいと思う。
ヨーロッパ系の観光客が大勢訪れていた。

次回はこのホテルに泊まって妙香山をしっかりと観光してみようと思う。

平壌ホテル
平壌駅前の栄光通りの先、大同江のそばにあるホテルを利用。
日本からの朝鮮に行く学生さんはよく利用しているようだが日本人観光客で利用した話はあまり聞かなかったため今回リクエストしてみた。
建物はあまり新しくないが売店が充実していた。
室内もそれほど広くは無いが綺麗に整備されていて快適に過ごすことが出来た。
ホテルの朝食はバイキング形式でメニューが中国人向けだった。

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6日目 金剛山へ移動

出発の準備を早めに終えてホテルの周辺を散歩させてもらう。
普段は車で通りすぎるだけの金日成・金正日基金、中央銀行などを間近に見ながら周囲を散策することができた。

この日はほぼ1日車で移動のスケジュール。

東明王陵
高句麗の初代王、朱蒙の陵墓で世界文化遺産にも登録されていた。
済州島から持ってきた松の木が植えられていて綺麗に整備されていた。

定陵寺
東明王陵すぐ近くにあったのでせっかくなので立ち寄った。
工事中で中を見ることは出来なかったが本堂の外観を見学することができた。

ウルリム(響き)の滝
本来だと駐車場からハイキングだが、乗用車で向かったため滝の直前まで車で行く事が出来た。
思わず水遊びがしたくなるような清流だったが晴れの日が続いていたた残念ながら滝の水が少なめだった。

ここで滝を見ながら高麗ホテルで用意してもらったお弁当と地ビールを堪能。

再び高速道路で移動。

観光スタンプ(旧)にあった馬息嶺ホテルに立ち寄りスタンプを押してもらう。
朝鮮最大のスキーリゾートだがオフシーズンで閑散としていたが結構規模の大きなスキー場だった。

移動距離が長いため元山市内でガソリンスタンドに立ち寄る。
給油場の人が来て燃料を入れるのは日本と同じだったが窓ガラスを拭いたり灰皿の掃除は無かった。
値段を見てると中国元で表示されていた。
日本とほぼ同じ値段のようだ。

ようやく金剛山ホテルに到着。
南資本で作られたため室内の電化製品はLG製が多くエレベータは現代製だったがロゴが削られたりシールで隠されていた。
残念ながら終日お湯が出ず真夜中には数時間ほど停電があった。
夕食・朝食共にコース料理でメニューは中国人向けで西洋系の観光客も少々困惑気味だった。

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7日目 金剛山・元山見学

金剛山
前日の予報では曇りか雨だったが奇跡的に青空模様。
途中の受付から現地案内員同志が同行。

まずは三日浦を見学
今回は運転手同志も同行。
絶景に感動していたものの運動不足のためか次の旅程では車でお留守番となった。

九龍の滝へは片道2時間ほどのハイキングコースだった。
まだ時間に余裕があったため更に上の上八潭まで向かう。
ハシゴのような急な階段を登り30分ほどで到着。
体力に自信が無いと無理な難コースだったが登るだけの価値のある景色だが登山道はあまり整備されていないので科なり怖かった。

無事下山して温井里温泉で昼食。

再び平壌に戻る。

途中、元山で万景峰(マンギョンボン)92号を外から見学。
生でこの船を見ることができて感激した。

折角なの休憩を兼ねて元山観光で宿泊する東明ホテルにも立ち寄り見物。

最後の宿泊は安定の普通江ホテル
到着したのが遅かったためホテルでぼっち飯。
定食タイプの夕食になった。。
観光客があまり利用しない時間だったため人民が宴会を開いていた。
酔っぱらいはどの国も同じ。少し笑ってしまった。

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8日目 帰国
最終日は飛行機の時間が早いため朝食を食べてすぐに空港に向かう。
通いなれた平壌から空港までの道のり。

今回の旅の移動距離は2500kmにも及びまさしく万里馬の勢いの旅となった。
長らく旅をしたガイド同志ともここでお別れ。

最後に頼み込んでファンミーティグ用の映像を撮らせて貰うことに成功。

最後にアクシデント発生、平壌空港で手荷物預入時にまたしても先軍的な絵はがきを没収されてしまう。
今回はちゃんと領収書を用意していたのだがお気に召さなかったようだ。

帰りの便は今まで乗ったことのないAn-148という小型機だったため駐機スポットまでバスで移動。
普段見ない角度からの平壌空港を見ることができて大興奮。
意外にも静がでいつものTu-204よりも冷房の効きも良く快適な機内だった。

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★今回達成したこと
観光スタンプが設置されている場所 全箇所訪問

★予定変更で行けなかった場所
錦繍山太陽宮殿見学
サイクリング

★次の目標
平壌遊園地 全機種制覇
平壌ホテル 全箇所宿泊 知っている限りあと2箇所
高麗航空全機種搭乗 あと2機種
万寿大創作社で絵を注文する。


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