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朝鮮に行ってみたい!!以前からそういう願望は強く持っていました。しかし自由に旅行出来ない、必ずガイドが付かないと旅行が出来ないという制約がある事で躊躇していました。私はあちこち海外を旅行していますが、パックツアーというものに参加した事はありません。すべて自由な個人旅行をしてきました。制約があれどいかに顧客の要望を取り入れて、柔軟な対応をしてくださるエージェントはないものか?と考えていた所、ジェイエス・エンタープライズさんのHPにたどり着きました。

 

当初は2017年の夏に予定していたのですが、担当者様とやりとりをするうちに、すぐにでも行きたい!!という思いが強くなり、年末の旅行を決断した次第です。

遠いようで近い国を垣間見る事はもちろん、本場朝鮮の冷麺を食する事、そして私は無類の航空マニアですので、朝鮮国営の高麗航空に搭乗する事も今回の旅の大きな目的の一つでした。

 

 

2016/12/29

いよいよ待望の高麗航空に搭乗して、平壌に向かいます。機種はツポレフ204-100型機、同航空の主力機です。

モランボン楽団のDVDなども放映されており、これから始まる旅の気分を盛り上げてくれます。

機内はいたって快適で、2時間のフライトもあっという間、もう少し乗っていたい気分です。

高麗航空の主力機、ツポレフ204-100

高麗航空の主力機、ツポレフ204-100

 

到着後、2名のガイドとドライバーと合流して市内に向かいます。

道中見えた星の何とも綺麗な事!!日本でも普通に見られるオリオン座ですが、これ程美しい見え方は初めてでした。

 

その足で朝鮮料理の夕食です。どの料理も絶妙の味付けでピリッと辛く仕上げられており、非常にレベルが高いです。

韓国料理も決して不味くはないのですが、ほとんどの料理が味付けという味付けがされておらず、塩や香辛料を足さないと満足いく味にはならないのですが、朝鮮料理はその点違いますね。辛さも上品で決して激辛という事もありません。

 

そして噂の大同江(テドンガン)ビールと遂に対面!!一気に喉に流し込むと、実に美味い!!これは病みつきになる味です。

やはり韓国のビールとは比べ物にならない位の美味さです。

さらに私は焼酎は飲めないのですが、朝鮮産のドングリから作られた焼酎は抵抗無く飲めました。アルコール度数の違いで何種類かあるようです。

 

大同江(テドンガン)ビール

大同江(テドンガン)ビール

それから写真が無いのが残念なのですが、羊角島ホテルの展望レストランで食べた、スケソウダラの干物を焼いたタルピ、これがもう絶品でした。

おそらく私が出会った史上最高の酒のつまみと言っても過言ではありません。

明日は午前8時に出発です。

 

2016/12/30

平壌観光に出発です。朝鮮には基本的には年末年始の休みというものは無く、この日も平日で多数の市民が職場に向かう光景が見られます。

人々の足は路面電車、トロリーバス、地下鉄、これらはレトロな車両がとても多く、乗り物好きの私にはたまらない光景です。

それから最近増えてきたタクシー、こちらは初乗りが2ドル(¥230)で、平壌市民にとっては高くも安くもない金額なんだそうです。

 

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=584818305053520&id=100005760668924&pnref=story

 

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まずは万寿台大記念碑へ。ここには平日にも関わらず、多数の市民が献花に訪れていました。また軍関係者の姿も多数見られましたね。

万寿台大記念碑

万寿台大記念碑

その中にはまだ20代前半と思しき若い女性も混じっていました。

ガイドに、「朝鮮の軍隊は徴兵制ですか?」と問いますと、すかさず「志願制です。」との答えが返ってきました。

ガイドの日本語力は完璧で、言葉には全く不自由しません。

 

次は金日成広場とその向こうに聳え立つ、人民大学習堂です。よくテレビニュースで最高指導者が国民に向かって演説する、まさにあの場所です。

ここは3000万冊とも言われる蔵書を誇り、一定の年齢に達した平壌市民であれば誰でも利用出来ます。

ここ以外でもそうですが、各施設に専門の女性ガイドさんがおり、熱心に説明してくれました。朝鮮の女性は素朴でとても美しい方が多いです。

 

党創立記念塔を経て、主体思想塔の展望台に登ります。大同江を境に平壌は東西に分けられます。この日の平壌の最低気温は-9℃で大同江は一部結氷していました。中州に建つ羊角島ホテルも遠望出来ます。

 

そして高麗ホテル隣の切手博物館にて、朝鮮発行の切手を多数購入。いかにも朝鮮らしい切手の数々は、マニアならずともコレクションの対象にしたくなる、そんなデザインばかりです。

 

程なくお昼時、いよいよ平壌冷麺を食する時がやって来ました。出てきた冷麺は透明なスープで一口飲みますと、ダシの効いた芳醇でコクのある味わいでまさに絶品!!初めての味です。麺はそば粉がベースで、適度なコシと歯応えがあって実に美味いです。

 

絶品!!平壌冷麺

絶品!!平壌冷麺

午後は三大革命展示館、科学技術者殿堂を訪問して、これからさらに発展していくであろう朝鮮の工業技術を垣間見る事が出来ました。

 そして平壌地下鉄に体験乗車します。こちらは動画を沢山撮りましたので、興味のある方は最下部のリンクから御覧ください。

朝鮮はありとあらゆる工業製品の国産化を進めており、朝鮮製の地下鉄車両も見学出来ました。

 

三大革命展示館のディーゼル機関車

三大革命展示館のディーゼル機関車

さらに光復通りのスーパーマーケットで買い物をします。大同江ビールを始め、数々の土産を買い込みます。

正月の準備の為に、平壌市民が大量の買い物をしているのが印象的でした。ここは日本のスーパーマーケットと変わりありませんね。

 

最後に朝鮮のオーケストラを観賞して、レベルの高い演奏を心ゆくまで堪能しました。

 

オーケストラの華麗なる演奏

オーケストラの華麗なる演奏

最後は朝鮮名物、アヒルの焼肉で締めくくります。お味ですが、余計な脂分や臭みも無く抵抗なく食べられます。牛や豚の焼肉よりは遥かに箸が進みますね。もちろん、大同江ビールもたっぷり頂きました。

 

アヒルの焼肉

アヒルの焼肉

2016/12/31

あっと言う間の朝鮮旅行も今日が最終日、午前の高麗航空のフライトで北京に戻ります。

ガイドとガッチリ握手を交わし、いつの日かの再会を約束しました。

 

朝靄にけぶる大同江と主体思想塔

朝靄にけぶる大同江と主体思想塔

<終わりに>

駆け足の平壌観光でしたが、未知なる国、朝鮮の一端を垣間見る事が出来てとても有意義な旅でした。

私は基本的にツアーには参加せず、全て自身で行う自由旅行をしてきましたが、ガイドが常に付く朝鮮旅行もまた良いものです。

 

次回行く事があれば、行きそびれた平壌市内の施設、および開城や板門店などの地方も周ってみたいですね。

今回の旅行では、ジェイエス・エンタープライズの皆様には大変お世話になりました。

ありがとうございました!!

 


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