旅行期間2017年9月22日~9月26日
8月のある日、申し込んでいた元山国際航空祭典中止のニュースがあり
JSツアーズさんに問い合わせると中止の可能性が高いとの連絡がありました。
報道では米国のB-1B爆撃機を日本周辺に展開しいつ戦争になっても
おかしくないような口調の報道でした。。
どうしようか迷いましたが、
いま行かなければ永久に行けないかもしれないと一大決心し朝鮮に出かけることにしました。
元山国際航空親善祭典に参加するために手配した北京までの往復航空券と北京の前泊分を生かし
4泊5日の朝鮮観光プランを作成して貰いました。
翌日には新しいプランが出来上がったため気を取り直して平壌観光をすることにしました。
JSツアーズさんから旅行案内一式が届きいよいよ挑戦に向けて出発。
外国語は英語が中学生以下のレベルでしたが何とかビザ受け取り搭乗口に到着。
乗客は8名しかいませんでした。(日本、ロシア風×4、朝鮮×3)
噂通り高麗航空のCAのお姉さんは美人揃いでした。
ベルトサインが消えると機内食が配られました。
ネットには世界最低の機内食と書かれていましたが、味は問題なく手軽に食べられて良かったです。
北京空港が混雑して離陸が遅れたため多少遅れて平壌空港に到着。
荷物を受け取り入国審査と通関手続きに。
ネットにはPCや携帯の情報を全部調べられるなどと書かれていたための内心ドキドキでしたが特に何も聞かれず
通関手続きもほぼ素通りで拍子抜けしました。
すでにガイドさんがいたため合流し車で平壌市街に向かいました。
道路の脇にはコスモスが植えられていて綺麗に飾られていて人々が電動自転車で移動しているのが印象的でした。
テレビ等で報じられているイメージとはかけ離れていました。
予定では1日目はそのままホテルに向かい打ち合わでしたが早速市内の観光が始まりました。
以前から見てみたかった建設中の栁京ホテルが目の前に見えていよいよ平壌に着いた実感がわいてきました。
主体思想塔と党創立記念塔の2カ所の見学を終え1日目の夕食。
全部写真に残すつもりでしたが食べ始めると美味しくて食べることに夢中になり、肝心のメインの料理を撮り忘れる大失敗。
ダシは自分で調味料を足して好みの味付けにするのが朝鮮流のようです。
辛さも調整できるので日本人の口に合うと思います。
量もすごく多くて大満足です。
2日目は平壌市内観光でした。
移動はすべてガイドさんとドライバーさんと車での移動
昼食は有名な冷麺のお店。
またしても食べることに夢中になり写真を忘れてしまいました。
昼食を終え、地下鉄千里馬線の復興駅から凱旋駅まで乗ることができました。
エスカレーターが日本のものよりもかなり早く角度も急でしたが5分ほどかかるため本当は禁止されているようですが座っている人もいました。
ホームに入ると日本では考えられないような豪華な造りのホームと壮大な壁画がありました。
3日目は開城見学の予定でしたがガイドさんが天気予報を調べてくれて午前中に軽飛行機による平壌市内の遊覧飛行をしました。
昨日色々とみた観光地を上空から見渡すことができたので楽しめました。
予定していた観光地巡りが終わってしまったため光復地区商業中心で朝鮮のお菓子や飲み物を大量に購入しました。
お店はまるで日本の特売日のように大勢のお客さんでにぎわっていて商品も大量に陳列されていました。
旅行申し込みの際にはあまり無理を言えないと思って半ば諦めていましたが、ガイドさんに街中のお店に連れて行ってもらい牡丹峰楽団のDVDも全種類に購入することができました。
KoreanStampにて切手も購入することができ、高麗航空やその他貴重な品々を購入することができました。
無理を承知でガイドさんにお願いしていた高麗航空のカレンダーも購入することができました。
時間が余ったため牡丹峰を散策。
平壌八景の乙蜜台で今回の旅行で唯一のアクシデントのゲリラ豪雨に遭遇。
強い風と雨でずぶ濡れになったのも良い思い出です。
夕食はアヒルの焼き肉でした。
ジューシーで専用のタレをつけると絶妙な味でとても美味しかったです。
4日目は開城と板門店の見学でした。
のどかな田園風景風景の中、車で2時間ほどで到着。
板門店の非武装地帯に入る手続きをしている間にお土産店を見学。
ここでは手書きのポスターを購入しました。
見学する時間が決まっているようで中国人団体と一緒に見学することになりました。
緊張してピリピリしているのかと思いきや平穏で兵隊さんの笑顔が印象的でした。
昼食は金色の綺麗な器に一品ずつ盛りつけされた飯床器と鶏に朝鮮人参とご飯を詰め込んだ参鶏湯でした。
見た目は少なく感じましたが実際食べるとおなかいっぱいになるほどのボリュームでした。
お昼ご飯を食べ終え成均館と王建王陵で高麗時代の歴史や展示を見学しました。
途中のサービスエリアでりんごを購入。
形は少し悪く少し虫に食われたリンゴを購入。
むしろ無農薬で安心の印。
その場で切ってもらい皆で食べました。
甘くて大変美味しかったです。。
夕食は朝鮮名物の犬肉料理。
犬肉は半日ほど煮込むため調理に手間がかかるようです。
手間をかけただけあり変クセや臭いも無く、特にスープがおいしかったです。
5日目はついに帰国の日。
最終日は少し早くホテルを出発し平壌空港に向かいました。
平日の朝と言うこともあり平壌駅の周りは人で溢れ活気がありました。
30分ほどで空港に着きガイドさんたちと記念写真を撮りまたの再会を約束しました。
ネットの記事では自由に見てまわることができない。
食べ物が美味しくない、量が少ないなどという悪い情報が多く不安もありましたが、食べきれないほどの美味しい食事が出てこちらのリクエストも聞いてくれました。
4泊5日と短い間でしたが、実際に出かけることでまた行ってみたいと思えるようになりました。
次は牡丹峰楽団の公演がありそうな日程で高麗航空の飛行機を撮影する旅行を申し込んでみたいと思います。